服の流行とは何なのか。元アパレル販売員だが、普通を自分らしく＝お洒落だと思うっていう話。

まず「洋服を買います」となった場合、セレクトショップ、ファストショップ、ショッピングモールなどのお店、古着屋、ネットなど様々な場所で洋服を購入すると思います。

それぞれ好みのブランドやジャンルがある訳です。長く着用できるか、着回しができるのか、自分に似合うかなどを悩み、自分が納得したら買います。

では、ファッション雑誌がなぜ流行を追うのかって考えたことがありますか。

個人的な思考ですが、新しい企画を打ち出さないと雑誌が売れないからです。WEARなどの無料ファッションアプリで情報を得ることもできますからね。

ネタが尽きて、昔のスタイルの洋服が時代のサイクルで回ってきたとか言って、また紹介して・・・といった流れのようにしか見えません。

雑誌やメディアによって読者や視聴者が情報を手に入れ、流行の洋服がさも良いものだという認識になっていると思うんですね。

これは決まった定義のようなものは存在しないのではないでしょうか。個人的には洋服のプリントやデザインではなく、シンプルな物を自分らしく着こなしている人がお洒落だと思っています。

普通すぎて周囲の人と違うけど、何かカッコいい、可愛い。こういう人達がお洒落な人だと思っています。そういう方って今まで周りにいませんでした？

TPO(時、場所、場合)を弁えるのは大事なことです。仕事や冠婚葬祭に仕事着や正装で臨むのは当たり前のこと。

しかし、シンプルな洋服で自分らしさを出すってすごく難しい。Tシャツにブランドロゴがドカーン、そのブランドで大体イメージが作られてしまいます。

お洒落な人って自分らしさを磨くために日々様々なところにアンテナを張っているように感じます。

人と違うアイテムを取り入れる、感性に任せる、シンプルな洋服なんだけどサラッとお洒落に着こなす。

シンプルだと有名ブランドも無名ブランドもないんですよね。有名ブランドで全身を固めると、どうしても見たことがあるものになってしまう。

モデルさんには敵いませんので、自分だけの個性を磨くのが1番だと思っています。

野田洋次郎さんはノームコアを取り入れてる模様。ノームコアとはシンプルな洋服をいかに自分らしく着こなすかという考え方です。

上記の画像なら服の素材感や帽子で自分らしさを上手く引き出しているように感じます。あなたはこの帽子を被って外を歩けますか、つまり自分らしさとはこういうことだと思います。

洋服なら何でもいい人、安ければいい人、ブランドじゃないと嫌な人、ホントに人それぞれ違いますよね。

流行を追えば同じような格好をした人が増えるだけだと思うのですが・・・

せっかく洋服を購入するのですから、シンプルで流行り廃りのない物を購入するべきという個人的な思考でした。

気ままに徒然と