気ままに徒然と

田舎で生活する既婚者の日常など

親知らずを抜歯した。頑張ったので自分を褒めてあげたい

ども、shotabooo(@fulufulu_sumomo)です。

本日親知らずを抜歯してきました。抜歯前に「親知らず 抜歯 痛み」と何度検索したのか分からないほど不安に駆られていました。

調べても書いてある情報は「抜く時は痛くない、抜いてからが痛い」との情報ばかりで「絶対抜く時も痛いだろ!麻酔するとはいっても歯を抜くんだぜ、ガクガク」とお思いになっている、そんなあなたに伝えたい。


抜く時と抜いてからの様子を赤裸々に語ってみたいと思う、つらつらと。

まずは歯茎に麻酔

「それではやるよー」

その掛け声に不安は増した。目を閉じ口を全力で開けた。こうすることで痛みなく麻酔をしてくれたらそれでいい。

「ブスリッ」

針の先端が歯茎に突き刺さり、液体が患部と口腔内を埋めていく。局所麻酔というやつだが、私にとってこのチクリがもう痛かった。

最近では細い針を使用したり(0.2mmのもあるのだとか)、人肌に温めた麻酔液で麻酔をすることで痛みの軽減に努めているらしい。(私の行った歯医者はそういうのは一切なし)

5分程度で親知らず抜去が始まる

うがいをして運命の時間までおもむろに待つ。麻酔の段階ですでに痛みは感じているので、この時には気持ちが投げやりになっている。

この5分で様々なことを考えた。

・夕食はウイダーゼリーにしよう

・息子を迎えに行くまでに終わるかな?

・血とかドバドバ出るんでしょうね

・これ終わったら何か自分にご褒美だな

なんてどうしようもないことを考えていた。覚悟を決めたのではない、何か考えていないと怖かったのだ。

そしてその時は訪れた

私の場合は親知らずによって、左の下顎第二大臼歯(親知らずの手前の歯)が虫歯になっていることもあり、親知らずの抜歯と虫歯の処置をするとのことだった。

初めての親知らずと初めての虫歯、まさかのダブルで訪れるとはツイてない。


そこからは3種類ほどの「キーンッ、ブーンッ、シャラシャラ」という高速の回転音とバキュームの「コォー」という音が自分の口の中で鳴っていた。たまに口の中に広がる焦げ臭い匂いは、大丈夫なのだろうかと不安を煽った。

適宜行われるうがいタイムに私は生きているぞと喜びを感じる。うがいすることでこんなに満足したのは初めてだ。


親知らずは斜めに向かって生えている半埋伏タイプ。抜き方としては歯の一部を削って分割して抜くというのが一般的らしい。


転載:歯科口腔外科 親知らず 顎関節症|町田市の歯医者 ささき歯科クリニック

歯を分割するのは本当に力がいるものだなと感じた。もう口なのか顎から鳴っているのか定かではないが「ミリミリミリッ」と割れる音が聞ける。(でも痛くはなかった)


親知らずが抜けるのは本当に呆気なく、気づいたら「抜けましたよー」という感じ。強引に引っこ抜くということもなくあっさり抜けたようだ。(途中から歯科助手さんが頭を両手で固定するものだから力づくで抜くと思っちゃうじゃん)

抜いた後の経過

麻酔が切れて痛くなるのが嫌だったので、痛くなる前に痛み止めを飲んだ。抜歯から8時間程経過したが、痛みはなく良い感じだと思われる。

が、血が止まらない。口の中が血みどろになるので今はガーゼを噛んでいる。

抜歯後に気をつけるべきこと

身体の血行を良くする行動はできるだけ止めた方がいい。例えばストーブの前で温まったりお風呂に入ったり、運動したり飲酒したり等々。(本当に患部から血がじわじわしてるのが分かる)


煙草は毛細血管が収縮するので止血にも良さそうだと思ったが、吸うという行為が口腔内の圧力を下げ、血餅(かさぶたみたいなもの)が剥がれる危険性があるとのこと。

また血流が悪くなることで結果的に傷の治癒力が低下するらしい。禁煙が絶対ではないが、しばらくは控えた方が良さそうだ。


うがいも優しく行うのが良いようで、いつも通りにうがいをすると真っ赤に染まった水を見ることができる。なかなかショッキングな映像だった。

最後に

抜歯後2〜4%の人がドライソケットという症状になってしまう模様。

ドライソケットとは

主に下の親知らずを抜歯した際に起こる現象で、何らかの原因により骨の上で血液が固まらず、歯茎を形成することできなくなり骨が剥き出しになる状態。

飲食時に激しい痛みを伴うことが多い。

経験談を見るとその痛さは尋常ではない様子。これになってしまうと鎮痛剤が欠かせなくなる程の痛みらしい。(2〜4%の選ばれし者にはなってはならないと心に誓う)


抜歯後の経過を随時追記で伝えていく。


【追記】抜歯後の経過

翌日には出血は気にならない程度になった。口腔内から血の味が消えた。

食事、入浴はいつも通りに行っている。歯磨きとうがいはこれまでにない程優しく丁寧に、何となく経過は良好だと感じる。